happy sad

happy sad

人としての成熟のスピードがおそいので成人式をやれなかった 周りに流されて成人式をやるのではなく自分で出ないって決断したことを誇りに思うけど、やっぱり自分の生きてきた20年に納得して成人式をやるのがいちばんいいことだったな 22才になったんだけど、今なら成人式出れるとおもう
わたしが22になってやっと普通の20才とおんなじステージに立ってる感じがする 周りのひとが結婚とか出産とかのことを考えてる間に次の夏はどこに旅行行こうかとか今週末は何の映画観ようかって考えてるから

でも確実に成熟してて、昔ピンとこなかったものがよく見えたりするときに生きてる時間の長いことは尊いことだと知る
ピチカートファイブにHAPPY SADという曲があるんだけど、「夕べ 手に入れてあなたと聴いた レコードの裏おもて 退屈なラブソングと憂鬱なジャズと」というフレーズに人生の機微が隠れているような気もする


2016年のクリスマスは台北に行ったんだけどつまんなかったな、つまんなくても味のあるつまらなさ、とかでもなくて無味無臭の退屈だった
でも2016年はいい年だった、自分の人生の元年って感じ、いろんなとこに一人で行った、一人で決めた、自分の人生を自分で選んだことを誇りに思う
相変わらず大学がいやだな、もうすぐ卒業できるというのに、やりたくないことにお金払ってやってる
大学四年通って学んだのは、別に大学に行かなくてもよかったなってこと、大学の外に自分の理解者がいるってこと
後悔してるのは夢をみることの愚かさに恐れて、何も生み出さなかったこと
わたしは他人の意見を聞き入れないから旅をしてお金と時間をたっぷりかけないと分からないことが多くて、2016年は旅をたくさんしたから学びよい一年だった
ひとりでいると楽しいことと普通のことがあるだけだけど、ふたりでいるとHAPPYとSADに巡り会える 退屈なラブソングと憂鬱なジャズが流れて、ふたりの間に生まれたグルーヴが永遠に続く、そして突然終わるね はやく卒業してぜんぶ無かったことにしたいな ぜんぶ無かったことにできる わたしの無駄な四年の大学生活は無かったことに 2017年はまた旅に出てひとりで渡し船で川を渡る ゆっくりだけど着実に成熟していく

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