the cheese stands alone

the cheese stands alone

マザーグースに小さな農夫の唄というのがあって、その唄ではこう歌われている
小さな農夫が奥さんを連れてきた、奥さんが子供を産んだ、子供に乳母かついた、乳母が犬を連れてきた、犬がネコを、ネコがネズミを、ネズミがチーズを
この唄の最後は「チーズがひとつだけある」で終わる チーズがひとつだけある

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最近は何にもならないことを頑張ったり頑張れなかったり、冬がくるのがたのしみで居ても経ってもいられない日がつづくけど秋雨前線で外に出られなくてヤキモキしています
ベランダで育ててたパセリがアゲハの幼虫みたいなのにぜんぶ食われた
この前デトロイト美術館展観に行ってその帰りに古着のラルフローレンの赤のスイングトップ買って涼しい日はそれ着るのがたのしい、でももっと楽しいことあってもいいとおもう
好きなひとがいない、チーズがひとつだけある、特別であるべき自分って気持ちだけがどんどん大きくなって独り言も増えてる
朝早く起きてワークアウトする、シャワー浴びてフレッシュな果物を食べる 自分がビーガンを選んだってことにめちゃくちゃ誇りを持ってるけど、トレインスポッティングのラストみたいな爽やかな気持ちも長くは続かない

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レナダナムのエッセイ「ありがちな女じゃない」が山崎まどかさんの素敵な翻訳で出版されたので買いました レナのこと大好きっておもう
レナダナムも大学生のとき、「周りの人がなんでそんな話題で笑ってるのかが分からない、運命の友達はみんな大学の外にいて、わたしたちは会えばすぐに分かり合える」って書いてる そう思う 考えるたけなら考えて無駄なことってないとおもう レナが20歳のころ悩んでたのが無駄になってない、10年後レナダナムみたいにケイティペリーとかテイラースウィフトみたいなビッグネームから愛してるって言われたいものですね

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仲良くしたくないひととは仲良くしなくてもいいって自分に言い聞かせてる時間が長い
わたしがビーガンになったのはとってもいいことだけど、自分だけが健康ならいいって割り切れない 昼休みにオフィスでコンビニのパスタサラダ食べてるひとのこと可哀想って思っちゃう
今日も学校で塩パンがめっちゃうまい、みたいな話題になって、「シンプルで素材の味だけがしてうまい」みたいな話になってたから「塩パンは死ぬほどバターやマーガリンが入ってる(身体に悪い)」みたいなこと言って水を差してしまった
わたしはパスタとか塩パン食べるくらいだったらなんも食べないほうがいいなっておもうし、身体に悪いものをとくに背徳感や罪悪感もなく食事として選んでいるのはほんとうに貧しいって思ってしまう
一方で、高校生の女の子が「自分は高校生だからビーガンになりたいけどなれない、お母さんが忙しい中でお弁当を作ってくれるけどそれには添加物や動物性食品、悪い油か含まれている、お金のこともあるし無理は言えない、自分が我慢して食べればいい話たけど身体に悪いものを食べるのは苦痛だ」って言ってるのも知ってる そういう女の子のこと考えると自分はたいへん恵まれてるんだなともおもう ヘルシーでなければ食べ物ではない
もっとうまくやりたい もっとうまくやるには何が足りないんだろう

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