simple is bestを信仰しない

土井善晴さんの講演会に行った「おいしい、とはすぐには分からないおいしさがある。料理は舌先で味わうものでなくて身体全体で味わうもの。」
これはずっと思ってることで、まずいものにも心の琴線に触れるまずさがある、カロリーが高いからおいしいだとか、甘くておいしいだとかがあるけれどおいしいと感じるのは理屈じゃない
別に食べるものだけじゃなくても思う、楽しいのが嬉しいのが心温まるハッピーエンドがベストではないということ
苦しい悲しい物語にも特別な味わいがあるってこと、いつも甘いものばかり食べていたらほんとうにおいしいものにありつけない
毎日を生きる複雑な味わいのなかに自分にとってスペシャルで意味のある味を見つけるってこと
一人暮らしをはじめて、またひとり旅の心地よさを知って、自由で孤独で寂しいのはお金じゃ買えない素晴らしいことだって思った でも同時に愛のために自由が奪われることもお金では買えないスペシャルな体験だということも学んだ
わたしの大学四年間は、もっと言えば学生生活全体はスペシャルでなかったし学校のなかで暗いところを照らしてくれるような出会いもなかった でも学校のそとにたくさんの味わい深い出会いや別れがあった それでよかったのかは分からないけど春が来るのが怖くなくなる方法は無限にひとつだとおもう 無限にひとつ

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