ヒロインになるには

時間が空いたらカフェに入るのを最近は漫画喫茶にしてる
最近は主婦がママ友との交流に漫画喫茶を利用するのがトレンドっぽいし、それに伴ってDIYっぽい雰囲気の漫画喫茶もある
置いてあるのもケンタロウの料理本とか天然生活のバックナンバーとかでそれっぽい

思い出して読んだあらいきよこの「ビューティーポップ」がめちゃくちゃよかった(ちゃお読者だった)
青春・仲間・自己実現みたいな漫画なんだけど、なんかずっとさみしかったなあ
ヒロインが好きだった、誰にも似てなくてマイペースでクールで、そういえばこんな女の子に憧れてたことを思い出してうれしかった

ヒロインとはかくあるべき!という話なんだけど、あまちゃんでアキちゃんとその母親の会話で


「ママ私変わった?一年前とずいぶん変わった?」
「変わってないよ アキは」
「ママ・・・」
「昔も今も、地味で暗くて向上心も協調性も
 存在感も個性も華もないパッとしない子だけど、だけどみんなに好かれたね
 こっちにきてみんなに好かれた
 あんたじゃなくて、みんなが変わったんだよ
 自信持ちなさい、それはね案外すごいことなんだからね」


という一連があって、わたしはこのヒロインの持つ力を信じています 、過信してます
わたしのヒロインは何人もいるけどやっぱり有安杏果、その正直すぎる瞳
有安の心はもう取り返しのつかないところまで駆逐されて壊れる寸前みたいだけど、有安が生きててくれさえすればいいなって思う

有安のこと考えながら、自分はなんで大学で誰とも仲良くできなかったのかなって思った
本当のことでしか心は動かないんだけど、それはそれで「偽物だ」「不誠実だ」と決めることで他人との距離をとってるかも
尊敬し尊敬されてやっとイーブンな関係になれる、仲良くなれるから、やっぱり有安が他のメンバーとイーブンになれないのはそういう理由なのかもしれない
みんなと仲良くできなかったのは尊敬できなかった、に尽きる

ヒロインになれなかった、ひいては選ばれることの少ない人生だったことを考えてごめんって思う
ビューティーポップのヒロインの小柴綺里は好きだと告げられたとき、「ありがとね」と返してた
選ばれることは美しいと思った

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