バービー人形を燃やす

オザケンのラブリーにある「誰かの待つ歩道を歩いてく」の「誰か」ってプーさんのハニーハントでいうところの「はちみつ」なんですよ
つまりプーさんのハニーハントは「生の全肯定」を掲げたアトラクションなんですよ
さよならなんて言えないよにある「左へカーブを曲がると光る海が見えてくる 僕は思う この瞬間は続くと いつまでも」って歌詞があって、タモリに「俺はこんなに生きることを肯定できない」と言わしめたことで有名なんだけど、この「光る海」がもちろんプーさんにとっての「はちみつ」であり、「この瞬間は続くと いつまでも」っていうのがアトラクションのフィナーレに用意されたプーさんのセリフ「はちみつ美味しい」なんですよ
アトラクションに乗れば分かるんだけど、中盤の「こんな目に合うのもはちみつが大好きなせいだ！」ってセリフがラストの圧倒的生の肯定「はちみつ美味しい」の感動を浮き彫りにしてて、やっぱりやっぱり生きることは素晴らしい、たったこれだけのメッセージをあの壮大なアトラクションに婉曲的に詰め込んで、日本中のみんながプーさんによる生の賛辞を享受するために2時間とか3時間待つのだよ


このクリスマスは、こだまさんのブログの記事「掬いあげられて、ここにいる」にある夫のちんぽが入らないということをずっと考えていた
わたしと夫は前世ではきっと血の繋がった兄妹で、禁忌を犯さないように神が細工をしたとしか思えない、そう思いながら兄妹のような距離感で慎ましく暮らす夫婦がこの世にあることをずっと思いながら過ごした

2014年、何もなかった
テレビで今年の総まとめでいろんなニュースを見るけどやっぱり何もなかったことが分かる
19年目にして年間いちばん何もなかった1年だった
わたしが14歳から16歳の間に出会ったひとがすべてで、それで得たものでここにいる
それからあとに出会ったひとは実直に見ることができなくて参ってしまう、わたしが実直でいないので実直なひとが巡ってこないんだと思っていた
年末に「何もなかった」って思うのはじめてだけど、すごい仕打ちだと思うのでこれからは「何もなかった」って思うことが少なくなるように努めます
来週ディズニーランド行く、ワンスの指定席とったし完璧って思ってたけどデカイ低気圧がきてて中止になりそう
やっぱり「何もなかった」ってなりそうだな